乗用車輸入関税を70%に引き上げ

それにしてもこの2年で、ハノイの街には車が増えました。
感覚的には2倍以上に思えます。

さて、ベトナム財務省は、完成車乗用車の輸入関税を従来の60%から70%に引き上げる決定を正式にしました。
また中古車の輸入関税も10%引き上げられるそうです。

今まで関税が段階的に3回に渡り引き下げられてきましたが、ここへ来て一点上昇です。
その理由として、「関税を下げて輸入車が増えて、交通渋滞が発生しているため」としています。

う〜〜〜ん、なんとも場当たり的な政策。
タイ政府も真っ青な場当たり的政策です。

外国人の目から見ると、交通渋滞の真の原因は「車両の増加」ではなく、交通ルール、交通マナーの不整備だと思います。

初めてタイへ行ったとき、「うぉ、タイ人の交通マナーは最悪」なんて感じましたが、今は「タイ人の交通マナーってまとも」と思えています。
決してタイ人の交通マナーが向上したのではなく、ハノイからバンコクへ行くと、素直にこのように感じてしまいます。

以前、タイの会社から私の元スタッフが出張でハノイへ来たときも、同様のことを言っていました。
彼女曰く「ロティット(渋滞)じゃなくて、War of ロット&モータサイ」「全員がルールを守っていない。でも事故にならない。不思議だ」と。
別のタイ人はハノイの交通事情を見て「トゥッコン マイ ソンジャイ コン ウーン」と(約すと「誰も回りのこと気にせずに(無関心で)、バイクや車を運転している」)


さて、話をベトナムの自動車に戻して。
ベトナムではやはり乗用車購入が高所得者の間でブームになっているようで、自動車を購入するときに、「販売店の担当者に2,000〜3,000USDを別途渡さないと車が買えない」という現象も起きているそうです。

また、トヨタ現地生産会社トヨタベトナムは、今後2年間で3000万USDの追加投資を行い、年間生産能力を3万台に引き上げるそうです。


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siam_breeze@モバイル/HTC Kaiser