これが普通の日本人の認識?


先週、日本の古い友人とメールをやり取りしていました。
その中でケータイについて触れていました。
(彼は私のblogを知りません)

「おまえが日本にいない間に日本のケータイは進んだよ〜。ワンセグとか(中略)。
特にすごいのが、おまえが日本時代に使っていたPDAってやつだっけ、あれとケータイが一つになったのが日本では出ているんだよ!。
スライド式のキーボードのやつとか、画面がタッチできるのとか、キーボードがついているのとか各社から色々と出ている。
EMOBILESoftBankWillcomとかいろんなケータイ会社から出ているんだよ。
最近はDocomoからも。
だから昔みたいに、PHSのカードを入れたり、携帯とケーブルで接続する必要もないし。
GPSが内蔵されているのもあるし。
しかも色々と自分でソフトもインストールできるし。
日本のケータイはおまえが居ない間にすごく進んだよ〜。
EMONSTER買ったけど面白いよ。
おまえも早く日本に帰ってこいよ〜。」

と。

もしかしたら、これが「ふつ〜の日本人」の認識なのかもしれません。

日本のケータイ各社からでているWindwosMobileケータイが日本オリジナルだと思っているのです。
彼に
「それらはすべて海外から輸入だよ〜(売られているハードのみならず、PDAsmart phoneという分野全体でも)」
と言ったら、彼は、
SoftBankとかEMOBILEって海外でも携帯売っていたんだ。でもなんで日本より先に海外でうるんだよ」
と、まだ理解できていなかったので(←ココも普通の日本人の感覚なんですね)、カクカクシカジカで、と説明すると、
「そんなバカな!。なんで海外の方が日本より進んでいるの?」と非常に驚いていました。

そうですよね。ふつ〜の人は、海外で売られている携帯にどんなものがあるか、なんて知らないですし、調べるなんてことは普通はしませんから。
また、各携帯端末はキャリア専用という認識ですね。 
だから「同じ物が海外で売っているよ」と言ったら、彼は「日本のキャリアが海外で売っている」と理解してしまったのです。

日本のケータイ鎖国ガラパゴスビジネスが、日本人の意識や感覚までもガラパゴス的に洗脳してしまっているのでしょう。
先日も書きましたが、今後日本でもSmartPhoneが普及し、また、このガラパゴスビジネスが崩壊してくれることを望んでいます。

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siam_breeze@モバイル/HTC Kaiser