ゴールデントライアングルでのアヘン黄金の栽培急増

タイ、ラオスビルマの国境地帯となるゴールデントライアングルでアヘン栽培が再び急増しているそうです。

で、このゴールデントライアングル、特にビルマに関しては、やはりこの本がお薦めです。

高野秀行「アヘン王国潜入記」

前から欲しいと思っていたのですが、なかなか売っておらず、文庫本を見つけました。
時期はかなり昔になりますが、著者の高野秀行さんはビルマの一大アヘン栽培地であるワ州に潜入してワ人とともに生活し、実際にアヘン栽培をしたりアヘン中毒になったりと(笑)。
アヘン栽培の実情だけではなく、ビルマという名ばかりの「国家像」が、ワ州を通じてよく見える内容になっていたり、あのあたりの「国家」という概念が非常に曖昧なものである(もしくは、あった)というのもよくわか
ります。
単なる辺境冒険ノンフィクションの読み物としても楽しめます。

高野秀行さんはblogもやっています。
http://aisa.ne.jp/mbembe/

そういえば、シャン州で暗躍していた麻薬王クンサー(最後のほうはミャンマー政府と手を組んでいましたね)も死亡しましたが、いま、シャン州では相変わらずアヘン栽培が盛んなようです。

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