ベトナム政府、Blogなどの規制を開始

インターネット、blog、ベトナム人のブームです。
ベトナム人でも自らのblogを持っている人も増えてきています。

こうなるとベトナム政府は黙っていません。
ベトナム政府の見解は、
「blogを含むネットでの情報発信やコミュニケーションは、政治、宗教、社会問題に関する個人的意見を述べる場ではない」
と表明しており、現在、これらネット上での個人的意見を「違反行為」として取り締まるための法律を策定しています。

ベトナム共産主義であり共産党一党独裁であり国民の表現の自由を厳しく制限している体制であるのは言うまでもありませんが、インターネットの普及により、従来のこれらの表現の自由を「チクリ
(密告)」「張り付き」「取り締まり」「軟禁、監禁」で対応できていたことが、
出来なくなることにベトナム政府は危惧を抱いています。

そして現在作成中の法規制では、ベトナム政府の意向に反するネット上の発言やblogに対しては、罰金が1万2000ドル、禁固12年という罰則を設けるそうです。
また、ベトナム政府の意向に反する発言やblogを見つけ出すために、ベトナム政府はGoogleとYahooへ協力を要請しています。

今のベトナム政府や共産党を見ていれば、インターネットという情報ツールでは国家統制が出来なくなるし、自分達のやりたい放題な恥部を内部告発みたいな手で国民、ひいては世界に発信されては、その威厳が保てなくな
るから、このような規制を行うのは理解できるような気がします。

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siam_breeze@モバイル/Treo Pro