ハノイに歩道橋が増えるらしい

確か2年前にハノイ市内に初めて歩道橋が出来ました。
その時の数は3つ(今はもっと増えているかも。私が知っているのは、ザーラムに1つ、ダイウーホテルからBigCへ行く途中に1つ)。

ハノイの道路を渡るのは至難の技です。
どうしても渡らないといけないときはベトナム人が渡るすぐ斜め後ろをついていくようにしています。
ハノイの道路を上手に渡れたってなんの自慢にもなりませんし、命を落とすまで行かなくても、怪我をする危険率が高まるだけです。

ハノイに来た当初より、このハノイには信号と歩道橋をまず整備するべきだよなぁ、と感じていました。
ODAで立派な道路や橋を作るのも大切ですが、なぜ歩道橋や信号を整備しないのかね?。
日々の生活に密着したところからインフラ整備をするのも重要なのにね。
金額が小さいからODA供与側にとってもオイシクないんだろうね。

そしたら、ハノイ人民委員会はJICAの投下資金「ハノイ交通インフラプロジェクト」の中の余剰金で歩道橋を作るそうです。


でもベトナム人に聞くと「歩道橋は面倒。いちいち階段を登らないといけない。その点、道路を横断するほうが楽チンでいい」と、たぶん80%の人が答えると思います。
(私のスタッフはほぼ100%がそう答えました)
自分の労力とか面倒とかが、その「価値評価基準」になっていて、「危険」などというのは基準の中にまだ入っていません。(これはタイも同じでしたね)

APEC前後にハノイに信号が増えましたが、このときもベトナム人の弁は、
「自分が行きたいのに、信号のせいで止まらないといけない。進みたいたいのに進めないじゃないか!(怒)。不便だ!」
でした。

なので、いくら私が「生活インフラとしての信号や歩道橋が必要」と思っても、当のベトナム人にはその要望すらないのです・・・。
このあたりが「民度の違い」の一つでしょうかね。


さ〜て、ベトオタが湧いてくるかな?。 :)

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