タンロン遺跡が世界遺産に認定

現在、調査が進むハノイタンロン遺跡が第34回世界遺産委員会ブラジリア会議で世界遺産に認定されました。
現在は発掘調査のため、基本的に非公開ですが、ハノイ・タンロン建都1000年になる今年は、10月から来年の2月まで一般公開される予定となっています。

この「タンロン」について調べてみると次のことがわりました。
タンロンの地は、7世紀から19世紀ごろの当時の行政拠点。
中国(唐)がこのあたりを支配していたときに既に行政の中心であり、その後、中国から独立したあとも遷都は繰り返したものの、この地が行政の中心。
特に、李朝ベトナム王朝)が1010年に李太祖(Ly Tai To)が、ニンビンからこの地に遷都したときに、この都を「タンロン(昇龍)」と呼んでおり、1831年にフエに遷都されるまでベトナム王朝の都であった。
そのため、このあたりや遺跡を通称「タンロン遺跡」「タンロン城址」と呼ぶ。(ベトナム政府が、今年をタンロン建都1000年というのは1010年の遷都から数えています)
(1010年から1831年の間にこの地の名称を「タンロン」から「トンキン」に変更していた時期もある)

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