二つのユニセフ

年の瀬になると「ユニセフ協賛」と銘打ったチャリティーが多いですね。
で、以前から気になっていたのが、日本には二つのユニセフがある、ということ。

1つは「財団法人日本ユニセフ協会」(ユニセフ日本委員会)。
もう1つは「国際連合児童基金東京事務所」(ユニセフ東京事務所)。

後者がいわゆる国連のユニセフUNICEF)の東京事務所(いわゆる国連機関)で、こちらはチャリティや募金などの行為は行っていないのだそうです。

では、前者は?、となると、国連のユニセフと協力協定を結んだ、いわゆる「民間団体」だそうです。
よく「ユニセフ協賛」とか「ユニセフ募金」とか「ユニセフチャリティー」とやっているのはこの「民間団体」のほう。
この民間団体の「財団法人日本ユニセフ協会」(ユニセフ日本委員会)が集めた募金などは、国連のユニセフへ拠出されてます。
民間団体であるため、募金やチャリティー収益の全額は国連ユニセフ本部へ拠出しているわけではありません。
募金などの「収入」の25%までは、この民間団体の「経費」とすることができるそうです。
もちろん民間団体だし、各種活動をしていくための「経費」は必要です。
この民間団体自体がボランティア団体ではないのだし、全額を本部へ拠出してあとに、活動経費を本部から受け取っているわけでもないのだから。

しかし、募金やチャリティの収益の「全額が寄付されるわけではない」という説明は、一度も見たことも聞いたことも無いのは私だけ?。

このユニセフに絡む芸能人で言えば、アグネスチャンが登場するのが前者の民間団体、黒柳徹子が登場するのが後者のユニセフ東京事務所だそうです。

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