突然ですが、ベトナムでの任期を終え、日本へ本帰国します

blogでは突然のお知らせとなってしまいまして恐縮です。

本日を以ってベトナムでの業務を終え、深夜フライトで日本へ本帰国することになりました。

2002年6月24日にタイへ赴任、2006年3月6日にベトナムへ転勤、都合8年半の海外生活でした。
苦しくもあり、楽しくもあった8年半ですが、このような機会を与えてくれた会社にも感謝しています。

そして、タイでもベトナムでも「異質の文化」を持った人々と知り合え、特に、自分のスタッフとして苦楽を共にしてきたスタッフたちと別れなければならないことが、一番ツラいことです。

タイを離れるときもそうでしたが、「自分のスタッフたちと明日からは一緒に仕事が出来ない」ということを受け入れるのに時間がかかりました。
ベトナムを離れるにあたっても、まったく同じ気持ちです。
それは、自分のDNAを引き継いでくれているスタッフたちが育ってきているから。
欲を言えば、もう少しの間、このスタッフたちと働きたかった。
しかしサラリーマンである以上、会社の決定には従わざるを得ません。。。

タイでもベトナムでもかなり大きな会社で働かせてもらいました。
タイでは約1万人、ベトナムでは2万人以上の従業員が働いています。
これだけの大人数の現地人がいれば、当然、文化の違いなどからの衝突はありました。
異国の地、異文化の中での日系企業の成長というのは、我々島国ニッポンにおいては、まだまだ大きな課題であることも認識しました。
企業としてのコンプライアンスを遵守しつつも、現地の文化や風習に合わせながらも、迎合はしてはいけない。
(このネタは重過ぎるので、これぐらいにしておきます)


プライベートでは、タイへ赴任当初から「海外でのモバイル」「SmartPhoneの日本語化」という趣味にまい進しすぎて散財してしまいましたが、これも海外ならではの楽しみでした。
タイやベトナムでのモバイル情報が少なかった当時、少しはお役に立てる情報を発信できたかな?、とも感じています。
日本へ戻ったら、まずは「ガラケー」を買うところからスタートです。


このblogですが、当初はWEBページから始まり、その後「タイとPDAとモバイルと」という安直な名前のblogを立ち上げ、ベトナム異動とともに「ベトナムPDAとモバイルと」という名前に変更しました。
日本に戻ったらどうするかは、これから考えます。



そして今日のBGMはやっぱりコレ。
「6分の1の夢旅人」(水曜どうでしょう エンディングテーマ by 樋口了一
特に二番の歌詞は、このベトナムでつらいときの支えになってくれたものでした。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
一人きりでは できない事も
タフな笑顔の 仲間となら乗り切れる
たどり着いたら そこがスタート
ゴールを決める 余裕なんて今はない

誰かを愛することが 何かを信じ続けることが
何より今 この体を 支えてくれるんだ

世界中を僕らの 涙で埋めつくして
疲れきった足元から 全て凍り尽くしても
いつの日にかきっとまた 南風が歌い出す
そんな風に そんな風に
僕は笑いたいんだ 笑っていたいんだ
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

特にベトナムでは歌詞のように
「たどり着いたら そこがスタート
 ゴールを決める 余裕なんて今はない」
の連続でした。
まあ、これもよい思い出になるでしょう。


最後に、
「8年半、ありがとう、タイ、ベトナム
khop khun khurap & Xin cam on

                                                                                    • -

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