Treoスタイルでサスペンドしたい(終話キーでサスペンドする方法)

Treo750vには電源ボタンがありません。
と、書くと「どーやって電源ONにするんだ〜」と誤解を招きそうですね(^^;;
Treo750vは「終話キー(赤い電話ボタン)」が電源ON/OFFの役割を果たしています。
これが意外に便利なのです。

WindowsMobileはホーム画面以外のところで(何かアプリが立ち上がっていたり)、この「終話キー」を押すとホーム画面となります。
Treo750vでは、このホーム画面のときに「終話キー」を押すと電源オフ(サスペンド)になります。

昨年、HTC Kaiserを入手したときに、このKaiserの右側面にある「電源ボタン」が押しにくいこと極まりなかったのです。(逆にいえば、間違って押されて電源が入ることがない?)
(たぶん、EMONSTER S11HTのユーザーも同じ感想なのではないでしょうか?)

Treo750vと2丁拳銃でしたので、このTreo750vの終話キーによるサスペンド方法が尚更使いやすく感じました。

そこで、Kaiserでも同じことができないかを考えているときに、先ほど紹介した SortInchKey に出会いました。

さて、本題。
Kaiser で SortInchKey を使って、Treo750vと同様に、ホーム画面のときに「終話キー」を押してサスペンドする方法を紹介します。


●用意する物
[SortInchKey]
これがなければはじまりません。
http://d.hatena.ne.jp/xianon/
http://d.hatena.ne.jp/xianon/00000000/

[appclose.exe]
WMをサスペンドできるアプリなら何でもいいですが、私はKOTETUさんのappcloseを愛用しています。
http://d.hatena.ne.jp/KOTETU/00000114/p3

[MultiKeyHook]
SortInchKeyを登録しておきます。
http://geocities.yahoo.co.jp/gl/hou_ming_2/view/20070906/1189012118


●手順(上記アプリがインストールされているのが前提)
・SortInchKeySetting.exeを起動します。
・「メニュ」→「設定」で、「終話キー」のキーを設定します。
・「追加」をタップ。
・「キー名称」を「ENDPHONE」と入力します。
・「キーコード」を 0x73 とします (ゼロ エックス・・・)。
・「OK」をタップし戻ります。
・もう一度「OK」をタップし戻ります。(→SortInchKeySettingのメイン画面まで戻る)
・SortInchKeySettingのメイン画面の「設定タブ」画面で「追加」をタップ。
・「コード」で「ENDPHONE」をプルダウンメニューから選択します。
・「アクティブアプリ条件」で「クラス」を選択、その下に Desktop と入力します。
・「短押しタブ」に移動。
・「有効」にチェックを入れる。
・「追加」をタップ。
・「種類」は「アプリ実行」
・「ファイル」で appclose.exe を選択。
・「パラメータ」に -P と入力。(appcloseは引数-Pでサスペンドする)
・「OK」をタップ。
・「OK」をタップ。
・SortInchKeySettingの終了


以上で、ホーム画面のときに、「終話キー」を押すと、Kaiserはサスペンドしてくれるようになります。

ホーム画面以外にいても、「終話キー」を2回押すことで、サスペンドが可能となるのです。
(1回目の終話キーでホーム画面に戻り、2回目の終話キーでサスペンド
別に1回目の終話キーでホーム画面に戻るのを待たなくても、連続2回でちゃんとサスペンドします。


余談ですが、
「電源ONにするときには、やっぱり押しにくい右側面の電源ボタンを押さないといけないやんけ〜」
ということになると思うのですが、これがKaiserの便利なところ。
Kaiserはスライド式キーボードをスライドさせると電源がONになるのです。
なので、チョコっとだけスライドさせてやることで電源がONになるのです。

私は電源ON/OFF(サスペンド)は以上の方法を愛用しています。


たぶん、EMONSTER X11HT でも同じ動作が可能だと思います。
だれか試してみてください。