「さくら祭」でのベトナム人

今月6日にハノイのザンボー通りにあるコンベンションセンターで「日本さくら祭」が行われました。

会場へ行った友人たちからそのときの様子を聞きました。

・日本人は列を作って順番待ちをしているがベトナム人はその列を無視して入場。
  →ベトナムでは「順番を待つ」「列をつくる」という常識は皆無だから別に驚くことではありません。

・着物を着ている日本人にベタベタと触る、いじくる。
  →これもベトナムでは普通のこと。

・写真を撮らせろと着物を引っ張られて、破ける
  →「破けてしまう」行為そのものにベトナム人はあまり罪悪感も持ってないようです。
  →それよりも「私が写真を撮りたいから引っ張って何が悪いのか?」という意識が先にあります。

・会場にトコロかまわずゴミをポイ捨て
  →ベトナムで「路上=ゴミ箱」というのはベトナムの常識です。
  →社内でもゴミや楊枝をポイ捨てしてはいけない、という躾をしていますが、ベトナム人スタッフは不思議だと言っています。
  →昔、社内の廊下にポイ捨てあるスタッフを叱ったら翌日、
   「お父さんに相談したら、会社の言っていることが間違っている!楊枝を床に捨てた私は何も悪くはないから、あなたが私を叱ったことを訂正するべき」
   といわれたことがあります。

・お茶のお点前用の繊毛の布を勝手にもちだす(一部は盗難)
  →きっと綺麗な赤い繊毛の布だったのでしょう。
   それを持ち去ることに罪悪感は無いようです。

そして極めつけは
・会場の桜の花、しまいには枝ごと折って持って帰る。
  →これにも罪悪感は無いようです。


このさくら祭、NHKニュース(NHK衛星放送とNHK海外放送)でも報道されていましたが、このような行為は一切放映されていませんでした。

良い・悪いは論じたくないのですが、文化、常識の違いはやっぱり難しいですね。

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