香港初トランジットの顛末

  
  
テト休暇の日本行きは、JAL関空ハノイ路線消滅になったために、ハノイ→香港→羽田のルートでした。
香港での初トランジットの雑感です。

添付の図は香港国際航空の地図です。
香港でトランジットをする場合、到着階のW1にある「JAL乗り継ぎカウンター」でトランジットの手続きをします。

今回、私が利用した香港ドラゴンエアーは、香港にはこのターミナル1には到着せずに「沖止め」されました。
飛行機からはバスでターミナル1へ移動しました。
バスが到着したのは、ターミナル1の付け根にある入国審査の場所でした。

さて、ここからが大変でした。
とりあえずターミナルの「Y字」の付け根にあたるW1にあるJAL乗り継ぎカウンターへ行かなくてはなりません。
入国審査の周りにもトランジットカウンターはあるのですが、当然、航空会社が違うために、ここではトランジット手続きは出来ません。
素直にW1へ進めばいいじゃん、と思われるかもしれませんが、ターミナル1の入国審査の場所からW1までは歩いて10分以上かかるのです。
このY字のところには動く歩道があるのですが、ここが到着フロアであるため、飛行機が到着して乗客がターミナル1の付け根の入国審査に向かうための動く歩道であるため一方通行なのです。

同じフライトだった同僚たちとあっちをウロウロ、こっちをウロウロとどうにかして「楽」してW1の乗り継ぎカウンターへ行く方法を探しました。
しかし係員に聞いても「歩いていくしかない」と。

到着階は5階、出発階は6階。
出発階に上がれば、W1まで動く歩道があるはずだ、と考えて入国審査の近くを探し回ると、確かに6階の出発階へ上がるための入り口がありました。
しかし、ここでは係員に止められました。
出発階に上がるには、出発するフライトのボーディングパスが無いと上がれないのです。
当然といえば当然ですね。

次に試みたのは電動カートの利用。
近くに電動カートがあったので係員に聞くと、当然ながら「NO」(笑)。

そういえば香港国際空港の地下にはシャトルが走っているはずだ。
と、1階のシャトルのホームに降りたもののこれはY字の先っぽから運んできた客を降ろすホーム。
反対側にはY字の先の方へ向かうシャトルとホームがあるので、今度はそっちを目指しました。
しかし、どうしてもこのホームに行く手段が見つからないのです。
それもそのはず、このシャトルはたしかにY字の先から客を運んでくるのですが、その反対方面はフェリーターミナル行きになっているのでした。

これ以上、方法が見つからず、再度、係員に尋ねると「W1までは歩いていくしかない」と・・・。
深夜12時、人気の無い到着フロアを同僚とともに、トボトボと10分かけてW1のJALトランジットカウンターへ歩いて行きました。

唯一救われたのが、JALのトランジットカウンターにいた香港人の係員がめちゃくちゃカワイかったということ!。
写真を撮らなかったのを後悔しています。


さて、トランジット手続きを手にしてボーディングゲートを見ると「21番ゲート」。
この「21番ゲート」というのは、ターミナル1の付け根にあるのです。
また、出発フロアに上がるには、やはりターミナル1の付け根の入国審査のそばにあったトランジットゲートを使わないといけないので、今度はそこまで戻ることとなりました。
これはシャトルを使って戻りました。
入国審査の場所まで戻り、トランジットゲートでボーディングパスを提示し手荷物検査を受けて、無事に出発フロアへたどり着くことができました。
飛行機が到着してからここまで1時間以上かかりましたですよ・・・。


で、日本に帰ってきてから考えたのは、私たちは入国審査の場所に連れ来られたわけだから、そのまま一旦、香港に入国し、そして7階に上がってJALチェックインカウンターでボーディングティケットを発券→出国審査、とすれば、実はもっと「楽ちん」だったのではないか、ということでした。
これならほとんど移動する必要はありません。
う〜〜ん、これぞ「あとのまつり」。

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