情報がいいかげん

ベトナム人スタッフがよく「政府の情報を含め、ベトナムはいいかげんな情報が多すぎて信じられない。口コミが一番正しいことがある」と言います。
(私からみれば、ベトナム人の「口コミ」情報ですら嘘八百が同じように多い)

「情報がいいかげん」というのは私たち外国人も日々の仕事や生活の中で多々遭遇します。

そんな「情報がいいかげん」という一例。
これはベトナム情報の某日本語サイトにありましたが、この某サイトもベトナムの新聞やベトナム語の情報を翻訳しているだけ。
で、この某サイトのことではなく、そこの記事に「とあるベトナム企業が日系企業と契約した」というような記事があり、そのニュースソースは、そのベトナム企業のサイトのプレスリリースの翻訳でした。
ベトナム企業のプレスリリースがすでに正しい情報ではないのです。
このベトナム企業のプレスリリースとしては、要約すると、
「とある日系企業と大口取引をした。そんな我が社は素晴らしい。取引先の日系企業の社長は○○さんで、この日系企業は○○工業団地にある・・・」
と書かれています。

この日系企業の社長の名前がまず間違っている(掲載されている○○さんはその日系企業には実在はするけど社長ではない)。
そしてこの日系企業のある工業団地の名前も間違っている。

まがりなりにも企業のプレスリリース。
しかもこのベトナム企業にとってはお客様となる会社の記事。
しょせんベトナムハノイ)の情報に関する「意識レベル」はこんなものです。
そしてこのような低意識のもとに発信される間違った情報が転載され、そして口コミで広がっていくベトナムハノイ)。

今回はこの情報が某日本語サイトが日本語に翻訳して掲載していましたが、この某日本語サイトもしょせんこのレベル。
ベトナム4年半を超えたばかりの若輩者ですが、自分のこのような意識レベルはベトナム化したくない。日本人であることを捨てたくありませんからね。


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