アウン・サン・スー・チー女史解放、そしてベトナムでは?

アウン・サン・スー・チー女史が解放されて、演説の日本語訳を読んだ。
果たして、この後、本当に民主化が進むのか?(たぶん、進まないだろう)、
彼女もこの後、民主化活動が出来るのか?(これは微妙)

演説の日本語訳を見ていると、彼女は現政権に対する直接的な批判は一切していない。
国民に対しては「民主化は自らの手で。誰を頼ってもいけない」ということを繰り返し言葉を変えて演説している。
事前からかなり推敲された内容に思える(現政権と裏取引が存在しないという前提で)。

今回の解放に当たっても、特に「条件」はついていないようだが、前回も前々回の解放の時も「条件」はついていなかったと記憶しているけど、民主化運動を始めた途端に再拘束されている。
今回はどうなのだろうか?

また、「少数民族問題」について女史はタイとの国境付近で起きた戦闘について「平和的に話しあって解決すべき」「故アウンサン将軍と少数民族の間で合意していた少数民族の自立(独立)を取り決めたパンロン協定を再
び検討しなくてはならない」とのコメントを残していた。


この件を、ベトナムではどのように捉えているのだろうか?
ベトナム政府は基本的にミャンマー現政権を支持している。
ベトナムでこのニュースは報道されたのだろうか?

もしベトナムで人民がアウン・サン・スー・チー女史のような演説を行ったら、「国家反逆罪」として速攻で豚箱直行である。

                                                                                    • -

siam_breeze@モバイル/HTC TouchPro2