最低賃金引き上げ
ベトナムの2011年の最低賃金の引き上げが決定しました。
ベトナムの最低賃金は国内企業と外資系企業とに分類、また、地域によって分類されています。
地区区分1(ハノイ市、ホーチミン市の区部)
国内企業:98万ドン→135万ドン
外資企業:現行134万ドン→155万ドン
地区区分2(ハノイ市とホーチミン市の一部の町・郡部、ハイフォン市の区部一部郡部、ダナン市など)
国内企業:88万ドン→120万ドン
外資企業:119万ドン→135万ドン
地区区分3(ハノイ市・バクニン省・バクザン省などの一部の町・郡部)
国内企業:81万ドン→105万ドン
外資企業:104万ドン→117万ドン
地区区分4(その他)
国内企業:73万ドン→83万ドン
外資企業:100万ドン→110万ドン
ほとんどの日系企業は最低賃金を上回る賃金設定をしていますので、最低賃金が引き上げられたあとも、政府の定める最低賃金を大幅に上回っているのですが、賃金改定の必要はありません。
しかし、金にガメついベトナム人は「納得」しません。
法律とか現在の賃金水準レベル、などという話は全く理解できず(理解しようとせず)、
「最低賃金が○○%上がったのに、私の賃金は変わらないのはおかしい」とか、
「隣の家の友人の会社の賃金(そもそも賃金が低い)が○○ドンあがったのに、私はそれよりも上がっていない(もちろん会社も違う)」
となります。
ベトナム人って、「非常に素直な人間」=「人間の欲を率直に出す、我慢しない」ともいえると感じています。
ベトナム人を見ていると、「人間の本性」というものを理解することも出来ます。
(ベトナム北部の場合)
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