国営企業がコピーバイクを作るベトナム

すでの大きなニュースになってスタッフたちもしていますが、国営企業のベトナム造船グループ（ビナシン）の子会社「LISOHAKA」が、べスパLXと外観そっくり、エンジンはホンダ、というコピーバイク「ダイヤモンドブルー」を生産して話題になっています。
しかも、エンジンはホンダ製ではなかった、という落ちがついています。
この国営バイク企業「LISOHAKA社」は「エンジンはホンダ製」という宣伝をしていたどころか、国が発給するバイクの品質証明書申請にあたっても「ホンダ製エンジン」と登録していたそうです。
何でもありのベトナムの一側面ですね。

ホンダ・ベトナムとピアジオ・ベトナムは共同記者会見を開いて「知的財産権の侵害に当たる」「ホンダのどの工場からもLISOHAKA社向けにエンジンは供給していない」との声明を出していますが、これがベトナム人にはなかなか理解されない模様。

逆に国営バイク企業「LISOHAKA社」は、
「他社と同じデザインで何が悪いんだ」
「勝手にホンダエンジンを使って何が悪いんだ」
「ベトナム登録検査局は、一度、ホンダエンジンであることを認めて証明書を発行したのに、今になって取り消すのはおかしい。我々が被害者である」
とほぼ逆切れ状態となっています。

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